ミルフォード・サウンド

「世界で最も美しい散歩道」ミルフォード・トラック

ニュージーランドで最も有名なトレッキングコースに挑戦

発見以来150年以上に渡り、アウトドア愛好家を魅了しているミルフォード・トラック。その魅力はなんといっても、壮大な景色!全長54キロの道のりで、3か国分の景色を楽しめると言われています。

スコットランドの景観から始まり、頂上付近はスイス、そしてノルウェーのフィヨルドランドでゴール。

ニュージーランドで最大の落差を誇るサザーランド滝も、ここを歩かないと見ることができません。

4日間荷物を背負って歩く体力が必要ですが、初級者でも挑戦しやすく、晴れでも雨でもそれぞれの絶景が楽しめます。人気のミルフォードサウンド・クルーズから見られるのとは一味違う、フィヨルドランドの大自然を堪能されたい方には是非お勧め。

先日念願叶って完歩してきましたので、記事にしたいと思います。

ミルフォード・トラックを歩くには?

山慣れしているプロ以外はシーズン中に歩くべし(10月末~4月末)。このコースの特徴は、道が一方通行で個人ハイカーが泊まれる宿泊施設は3つの山小屋に限定されている、というところです。

山小屋には一日40人しか泊まれません。世界遺産に登録されているので、こうして一日に入山できる人数を制限しているようです。

山小屋の予約はDepartment of Conservation(DoC)のサイトから行いますが、全世界からアウトドア愛好家が集まるため、山小屋の予約が取りづらいのがネック。次の夏シーズンの予約が始まる、5月頃に予約しないといけない程の人気ぶりです。

そんなに前もって予約できない!個人ですべて手配するのは不安!という方には、DoCの山小屋に泊まらない選択肢もあります。あるんです!

Ultimate Hikes社が行っているガイドツアーでは、ツアー専用のロッジに泊まることができ、寝袋不要、食事も提供されます。ツアーに申し込めさえすれば、山小屋の予約や交通の予約をする必要はありません。ツアーの詳細はウェブサイトで見ることができます(旅行会社などを通して予約できる模様)。

3泊4日の持ち物

ミルフォード・トラックの山小屋は、飲用水とガスが設置されていますが、調理用具とお皿などは持参する必要があります。寝袋も必要ですが、マットレスはあります。水洗式のトイレで設備はしっかりしていました。

今回パッキングの際に注意したのは、ごみになるものを多く持たないこと(ビスケットなどの個包装は全てはがして一つのジップロックに入れていく、等)服は最小限だけど暑い場合、寒い場合、雨天の場合を考慮したレイヤーを用意すること、あとはミルフォードは雨が多い地域なので、バックパックのインナーを購入して雨天対策をしっかりと。そして超・超・重要なのは、サンドフライ除け!!

持って行きすぎたなーと思ったのは、水ボトルでした。山の中の透明な水流の水は飲んでも大丈夫ということだったので、持ち運ぶ水ボトルは一本で十分。

ちなみに、あって良かった~!なアイテムは、ディープヒート(湿布類)と耳栓でした♪いびきうるさい人がぜーったいにいますね。

そして、小さい贅沢は必須!一泊目には、水筒にお酒を入れて持ってきている人たちが多かったです。私たちもワインを頂きました♪

ミルフォード・トラック 一日目

4月1日朝11時

私たちは雨からのスタートでした。まずはシャトルバスでTe AnauからTe Anau Downsまで移動。

でっかい虹に見送られて幸先いいスタート。Yoshi, Asako

Glade Wharf ボート乗り場からトラックが始まります。

所どころ、スキッパーが船のスピードを落として写真スポットを教えてくれたり、ミルフォードの歴史を交えながら解説してくれます。

1時間15分、シーニッククルーズ気分。

Ultimate Hikesツアーグループと同じ時間帯のボートで、日本から来ていたハイカーさんと日本人のガイドさんとお会いしました。

このサインと写真を撮りたかった!

初日は平坦な道を5km、約1時間半だけ。

歩き始めてすぐ、ニュージーランドの野鳥達が出迎えてくれました♪

ロビン

雨でミステリアスな風景も、Theミルフォードって感じでいいですよね♪

重い荷物もさほど気にならず、Clinton Hutに到着。予想以上に綺麗で安心。

夕方は、DoCレンジャーによるミニツアーに参加して山の植物や鳥を紹介してもらい、
暗くなってからは、近くにあるGlowwormsスポットを探しにプチ探検。なんて素敵な山小屋!

グローウォームは日本語では土ボタルと訳されていて、ワイトモ洞窟が有名ですね。ここでも綺麗に青く光っていましたよ。

この初日の山小屋は、バンクベッドがキッチンから離れている作りなのでかなり冷えます。明け方寒くて目が覚めてしまいました。

ミルフォード・トラック 二日目

4月2日朝8時半出発

二日目はなだらかな登りを16.5km(約6時間)歩きます。みどころは、Mackinnon Passの谷。

奇跡の晴れ♪

両側に高くそびえる山が圧巻。連日の雨のおかげで、たくさんの滝も見られました。

この辺りから山の上に氷河も見え始めます。だんだんと変わっていく景色を楽しみながら、あっという間にMintaro Hutに到着。

出発したのが遅かったのもあり、到着したのは私たちが一番最後。下の段のベッドは空いていません。
二段ベッドの階段が、疲れたふくらはぎに辛かった~。登りがゆるやかと言えど、荷物の重みが足にき始めています。

ご飯を食べた後は、トランプなどして団らん時間を楽しんでから、満天の星を鑑賞。


山の中なので、開けた空に目一杯とはいきませんでしたが、天の川がくっきり!寒い中でもずっと見上げていたい星空でした。

Mintaro Hutは、ニュージーランド南島に生息するオウム、Kea(キア)が訪れるスポット。いたずら好きでIQの高いキアは、靴が大好きだそう。高い所に縛っておかないと、翌朝片方ない!という事態に。

トランピング中に靴がなくなったら生命線が切れたようなもの!実際に何件か前例があるそうです。悲劇・・・

この日は次の日に備えて早めに就寝する人たちが多かったです。私たちも、山頂での混雑に巻きこまれないように早めに出発するぞ!

ミルフォード・トラック 三日目

4月3日朝8時出発

朝8時前に、なんとキアが山小屋に挨拶にきてくれました!

石を落として拾って遊ぶ姿を大披露してくれたのに・・・動画にきちんと映っていなかったー!!(´;ω;`)

本当に「キア―!」て鳴くんですね。

三日目は14km+滝を見るサイドトラックで、合計7時間の道のり。この日の目玉は、山頂からの景色と、この4日間の中で一番辛いとされる、延々と続く下り道。

山小屋からの登りは、昨日よりキツめ。

ここまでくると緑がなくなり、景色ががらっと変わります。山の削れ方や色が、2年前に登ったスイスの山の風景を彷彿とさせます。

ミルフォード・トラック発見者Quintin McKinnon氏メモリアル
Mackinnon Pass 山頂標高1154m

ここから少し先に進むと、休憩所があります。

Mackinnon Pass Shelter

この休憩所のトイレ、めっちゃくちゃ景色が良かったです。
簡易トイレに窓が少々疑問というか、ためらいを隠せませんでしたが、窓をつけたくなる気持ちもわかる!笑

頂上からの下山でケガをする人が多い、ということなのでここからはカメラをしまってゆっくり進みました。

4時間弱で最後の休憩場兼、サザーランド滝トラックスタート地点に到着!この時点で膝と足の裏が限界に近い。

サザーランド滝を見るのに追加で往復1時間半・・・断念しかけた矢先、他のハイカー達に「必見!!レインジャケットを着て行ってね!」と背中を押され行ってきました。

サザーランド滝は、ニュージーランドいち高い滝で、580mの落差があります。数字ではぴんと来なかったけど、行ってみると水量も相まってものすごい迫力!!この水しぶきでシャワー♪も叶いそうな程。

カメラびしょびしょ

先ほどの休憩所まで戻り、そこから1時間弱で最後の宿Dumpling Hutに到着。

ミルフォード・トラック 四日目

4月4日朝8時頃出発

夕方4時のフェリーに間に合わなければいけないので、時間をしっかり逆算し、余裕をもって出発しました。フェリー乗り場までのおよその時間を記載した目印が、コース上に何個か用意されていました。

最終日は18kmを6時間で歩きます。平坦な道だけど、18kmは長かった。前日の下山でボロボロになった足には、少しの段差も涙モノ。それでもエメラルドグリーンの川や滝が多く見られて、前日とはまた違った景色を楽しみました。

Mackay Fall

最終日が一番サンドフライに囲まれた気がします。座って休みたいのに全く落ち着かない。サンドイッチ食べてる時に、まぶたとおでこを何か所も刺され、初めて、顔用の蚊よけネットが欲しいと思った(笑)

ゴールのSandfly pointでボートに乗り込み、ミルフォードサウンドクルーズが出ているフェリー乗り場まで戻ります。そこからまたシャトルバスでTe Anauの宿まで送迎してもらいました。

Sandfly point。ミルフォードサウンドクルーズ乗り場までボートで5分程。

終わってみて・・

全体的に歩きやすく整備されているコースだけど、「おっ」となる面白みも残されているし、毎日見どころがたくさんあって飽きない。今回4日間共にしたグループには、年配の方もいたし、トレッキングが初めての方もいたので、比較的誰でも挑戦しやすいグレート・ウォークだなと思いました!

それでは最後に、場所と行き方のまとめを載せておきます♪是非挑戦してみてくださいね!(^^)!

クイーンズタウン → テ・アナウ

シャトルバス、またはレンタカー。レンタカーの場合、テ・アナウの町にSafe Parkというサービスがあって、セキュリティーがある所に車を数日間預けることができます。ちなみに、普通の駐車場に数日間おきっぱなしにしてもいいという方は、ボート乗り場のテ・アナウダウンズまで車で行くこともできます。

テ・アナウ → テ・アナウダウンズ → Glade Wharf

シャトルとボート乗車券はまとめて、DoCまたは現地の会社(Tracknet)を通して事前にネット予約。

ゴールのSandfly point → ミルフォードサウンド → 次の目的地

帰りのボート乗車券とシャトルも事前にネット予約を。ミルフォードサウンドで一泊して、翌日にクルーズなど参加してからテ・アナウやクイーンズタウンにシャトルバスで戻ることもできますね♪

【ミルフォードトラック】
行程:3泊4日 DoCハット要予約
距離:53.5km 中級レベル
最寄りの空港 クイーンズタウン

 

アイスブレーカー Icebreaker レディース ハイキング・登山 トップス【Tech Lite Refraction SS Scoop Neck Top】Lagoon

価格:16,480円
(2019/7/27 11:16時点)

 

もっと見る

ayumina

Wellington市在住、アウトドアと旅行とお酒が大好きな32歳。体力人並みで登山レベルは中級です。アウトドア派が行くべきニュージーランド絶景スポットを紹介していきます。ニュージーランドの自然パワーを是非体感しにきて下さい♪

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Close