タウポ
フカ・フォールとアラティアティア・ラピッズの迫力が半端ない!

タウポの町を通る時には、毎回パワフルなHuka Falls(フカ・フォール、またはフカ滝)とAratiatia Rapids(アラティアティア・ラピッズ)を見に行きたくなります。
ニュージーランドで1番大きい湖のタウポ湖から流れるワイカト川の下流にフカ・フォール、そしてアラティアティア・ダムがあり、そのダムからたくさんの水が開放される事によって激流のアラティアティア・ラピッズの光景を見る事が出来るんです。
ロトルアからタウポまでは車で約1時間かかるので午後4時のダムのゲートの開放にギリギリ間に合う事を祈りながらロトルアを3時に出発。
午後3時47分、到着したと思ったらハプニング発生。。 間違えてアラティアティア・ラピッズを見れる場所ではなくフカ・フォールズのLookout地点に来てしまった。 上の地図を見ると分かるように、アラティアティア・ラピッズはタウポ湖からもう少し離れた所にあって、急いで車でアラティアティア・ラピッズの方へ向かった。
アラティアティア・ラピッズ
午後3時57分、なんとかぎりぎりアラティアティア・ダムの放水に間に合いました!
ダムの放水は駐車場の隣にある橋から見る事が出来るので気軽に見に来る事が出来ます。また、ここから徒歩で約5分と10分程の所にも見れるスポット(Lower & Upper Lookout)があります。
このアラティアティア・ダムはワイカト川流域にいくつかある水力発電関連施設の一つで、ダムのゲートが15分間開放されるのは10時、12時と14時で、10月1日~3月31日までの夏季は16時にも行われています。 そして放水される8分前、5分前、2分前、そして直前と4回サイレンが鳴るようになっています。
ゲートが開くと。。
(反対側)
1分前に穏やかだったのが瞬く間に激流となりました。
橋からでもアラティアティア・ラピッズの迫力を感じる事も出来ますが、Lower Lookoutポイントではダムから流れ出てくる激流を長く、そして間近で見れるので更に迫力を感じる事が出来ます。 Upper Lookoutポイントは眺めは良いですが、遠いので迫力はあまり感じられません。
実はここ、ニュージーランドで製作された映画として有名な「ホビット」の1シーンのロケ地として使われていたんです。 ホビット達がバレルに入りオーク達と闘いながら激流の川を下っていくシーンを覚えてますか? 実際バレルの中には俳優もスタントマン達も入れずに、空のバレルを一日中、ダムから放水される度に流して撮影したそうです。ホビット達はCGだったんですね!
最初、場所を間違えた時には本当に諦めかけましたがぎりぎり間に合って良かったです!
フカ・フォール(フカ滝)
アラティアティア・ラピッズを見た後に最初に間違えて来てしまったフカ・フォールにまた戻ってきました。 ここにも無料駐車場が完備されています。
アラティアティア・ダムよりも上流にあるこの場所も流れに勢いがあり見ごたえたっぷりで、晴れの日は特に水が青く綺麗に見えます。
少し下っていくと。。
いくつかのLookoutポイントがあるので、色々な地点・アングルからフカ・フォールを見ることが出来ます。

フカ・フォールからは毎秒22万リットルの水が流れ落ちているそうで、その量はオリンピックで使われるサイズのプールを11秒で満タンにするのに匹敵するのでかなりの量ですね!!
ドローンで撮ったフカ・フォールの映像
写真や映像だと迫力が伝わりずらいので、是非タウポを通りかかった時は自分の目でご覧になってみてください。:)